北棟2階にオープンした「フレーベル館 Kinder Platz(キンダープラッツ)」。
スタッフの方に施設内の仕掛けやおもちゃについて、いろいろお話を聞くことができました
例えば、小さな子どもの「ぼうけんのしま」の壁のおもちゃは、触ると、そのものが動いたり、中身が動いたり‥
視覚と触覚から、手を動かすきかっけや身体を動かすきかっけをつくっていくというものだそうです。
こちらの柔らかくて軽い立方体は‥ほら、こんな風に積み重ねても滑り落ちないんです
摩擦係数が大きいということで、うまく乗せることができない赤ちゃんでも、達成感を得ることができるんですね。
施設のおもちゃは、ほとんどがフレーベル館のオリジナルだそうです
これは、フレーベル館の基本のおもちゃ「第一恩物(だいいちおんぶつ)」と呼ばれるもの。
赤ちゃんが始めて出会うおもちゃとして、最も理想的で基本的な形はボール。毛糸で編まれたもので、あまり弾まないこと、遠くまで転がらないことなどが考えられているようです。
こうして丸めて転がるボールを追いかけたり‥。おとなが紐を持ってぶらぶらぶら‥すれば、ママやパパとのコミュニケーションにもなるんですよね
ボールプールの周りも、スロープの違い(難易度の違い)など工夫がこらされていて、赤ちゃんの成長に合わせて遊ぶことができます。
「くものうえのツリーハウス」の大きな遊具の管理も、公園施設安全管理士の資格を持つスタッフさんがいるので安心
3歳くらいからの「のびのびはらっぱ」のパネルは積み重ねて立体物をつくったり、平面的につなげていったり、自由にどんな形にもなります。
パネルの角は雌雄のマジックテープになっているので、子どもでも簡単につなげていくことができちゃう
子どもたちの想像力と創造力がふくらみそうですね
キッチンなどがある「あそびのまち」には、たくさんの木の野菜などなど。
十分な数が用意されているので、じっくりと自分の遊びに没頭できるのもうれしい
積み木は、立方体の経験から形のイメージづくりに発展する遊びの基本。童具作家の和久洋三さんと開発した45ミリを基本とした積み木は、どんな形に組み立てられても合うようにしっかり計算されたものです。
くりかえし穴に落とす遊びをしながら、形の関係性を発見‥これも遊びの中で達成感を味わえるおもちゃ。
どの立体をはめてもぴったり。すべてのものの規格を合わせているそうです。
不意に形が変わる車で遊びながら「どうして?」という子どもの気持ちを引き出したり、球と円柱の転がる性質を感じることができるおもちゃ。
これはなんだろう???
なんと、コマでした~!
クルクル回してみると、まったく違う形に見える!そうそう、おとなでも改めて関心してしまう「形の不思議」。
スタッフの方は、すべては子どもたちの「気づきのきっかけづくり」だと言います。
「もりのアトリエ」のクレヨンとパステルもフレーベル館のオリジナル。
「まんてんくれよん」は固めなので線描きに、「まんてんぱすてら」は柔らかめなので面を塗を塗るのに適しています。描いているうちにそんな違いに気づいたりするのでしょうね。
こちらは、水性のキンダーマーカー。
子どもが先をトントンしてもつぶれにくいように、はじめから芯が丸くなっているんですって
キャップにも突起があって転がりにくい
キャップは、万が一子どもが飲み込んでしまっても窒息しないように通気穴が開いています。これには感心してしまいました~
たくさんのおもちゃや仕掛けが、子どもの育ちのあらゆる「きっかけづくり」として考えられていて、フレーベル館の長い歴史と子どもたちへの深い想いを感じました
そんなおもちゃの一部は、施設の入り口のショップで購入できます!
フレーベルのおもちゃだけでなく‥
様々なメーカーのおもちゃがありますが、みんな吟味されたもの。
こんな、天然木の積み木も
もちろん、キンダープラッツにあるおもちゃも買うことができます
第一恩物もありました♪
木の野菜は、ひとつから買えるバラ売りが嬉しい
この面白い形をしたボールは、フレーベル館の“赤ちゃん調査プロジェクト”から生まれたおもちゃ。
中央大学赤ちゃんラボのサポートで、赤ちゃんがどのような素材に興味関心を示すのか触覚に関する調査を実施したところ、赤ちゃんの人気No.1は「不規則、ゴツゴツ、キラキラした素材」だということがわかったそうですよ~
とっても不思議な触り心地です。
画材として、クレヨンや、マーカー、スタンプや、のり‥
幼稚園で使っている粘土などもあります。
キンダープラッツで覚えた遊びを、おうちに帰ってもう一度体験できるのは嬉しいですよね
もちろん、ショップでのお買い物だけでも
次回(最終回)は、キンダープラッツのご利用案内です
(とれおんパークブログ隊 びーのびーの hirom)